タンデムのコツ

バイクの醍醐味、ツーリング

ちょっとした外出用や通勤・通学の手段としてバイクを購入する人もいますが、やはりバイクの魅力と言えばツーリングです。
ツーリングは旅という意味ですが、車の旅行ではなくバイクに限って使われます。
これはバイクでしか味わえない魅力がツーリングの醍醐味であるからこそのことです。

車は周囲を車体が覆っているために風雨にさらされない、事故の時の体へのダメージを軽減してくれるといったメリットがあります。
そういった点ではバイクにとってデメリットであるとも言えますが、その分しっかりと風を受けて流れる景色を堪能することができます。
このような魅力がバイクにはあり、ツーリングをしてこそバイクの楽しみがわかるともいえます。

そのようなツーリングの中でもぜひ一度は経験してほしいのがタンデムツーリングです。
一緒に二人乗りをして一つのバイクに乗るからこその楽しみがあります。

しかし、ソロツーリングと違いタンデムツーリングにはコツがあります。
そこで、ここではタンデムツーリングを始める前に知っておきたいコツを紹介していきます。

タンデムツーリングのコツ

タンデムツーリングは誰もがどこでもできるものではありません。
運転する人は後部座席に座る人の命を守るためにいくつかの条件があるのです。
そこで、運転する前には自分が条件に合致していること、走ることができる道とそうでない道の確認をしたうえで行くようにしましょう。

次に安全にタンデムツーリングを楽しむためにはバイク選びが重要です。
交通の流れに乗るためには高速道路でも二人乗りでしっかりと走れるパワーが必要であり、200㏄クラスのオフロードバイクでは高速はうまく走れないことも少なくありません。

また、シートに付いてもリヤシートがどのくらいのサイズかということは後部座席に乗る人の疲れにくさだけでなく運転手の安定性を図るためにも重要です。
長距離でのツーリングは運転手にとっても同乗者にとっても疲れます。
座り心地が良く安定性の高いシートを選ぶことが重要です。

また、装備としては特に用意する必要はないですが事前のメンテナンスは重要になります。
乗り心地が良いこと安全が確認できていることはとても重要です。

そこでタイヤの空気圧のチェックは必ずしておきましょう。
空気圧が低いと乗り心地も悪いですし疲れやすくもなってしまいます。

また、荷物の問題もあります。
しっかりとしたキャリアやパニアケースがあれば二人で乗っても荷物が十分入れられますが、普段リヤシートに荷物を積載している人はそれができません。
そこで二人分の荷物をどのように運ぶのか考えて、デイパックやタンクバッグを用意しておくことが望ましいです。