ビーナスラインに行ってみた

関東からも関西からもアクセスしやすい長野県の高原道路

長野県は本州のちょうど中央部に位置する南北に長い県です。
位置的に関東方面と関西方面との間にあるので、日帰りツーリングとして多くの地域からライダーたちがおとずれます。

中でも人気が高いのがビーナスラインで、東京・名古屋方面からは約2時間30分、大阪方面からは約4時間30分という距離にあります。
正式には「車山高原」という名称で、住所としては長野県茅野市北山となっています。

車山高原では最大標高1925mとかなりの高山地域で、見晴らしの良さは全国的にも有名となっています。
周辺の景観として富士山や北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰など多くの山が見られており、晴れた日になるとかなり遠方までの景色を一望できます。

関東~中部~甲信越方面までを一望できるという特殊な景観の特性を活かし、
平成11年からは気象レーダーが山頂に設置されているほどで、遠方の気候状態もはっきりと見られます。

また高山植物の種類が豊富であることも特徴で、周辺には600種類以上もの花々が咲いています。
特に6月のレンゲツツジの群落が有名な景色となっており、まさにビーナスラインという雰囲気の花に囲まれた高原道路の景色を見ることができます。

ビーナスライン周辺にあるおすすめスポット紹介

ビーナスラインを訪れたときにぜひ立ち寄ってもらいたいスポットを以下に紹介します。

【八島湿原】
長野県の中央部に位置している八島湿原は3000haにもおよぶ霧ヶ峰高原の北西部に位置している湿原地域です。
日本でも数少ない高層湿原となっており、1939年には既に国の天然記念物としての指定を受けています。
歴史をたどると古代にまでおよぶという神秘的な土地であり、四季を通じてそれぞれの景色を眺めることができるようになっています。
近くには「八島ビジターセンター」という休憩所もありますので、霧ヶ峰高原方面から走行をしてきたときの休憩所としても良く使われます。

【霧鐘塔】
霧ヶ峰高原にある有名な観光名所が「霧鐘塔」です。
こちらは高原に作られたシンボルとしてのモニュメントで、高原の中でもひときわ高台となっている部分から一体を見下ろす形で作られています。
霧ヶ峰はその名前の通り非常に霧が深いところなのですが、そんな中で鐘を音が周辺への目印として鳴らされます。

【信州そばの特徴】
そばの名所といえば長野県と言ってもよいほど、県内にはたくさんの名物蕎麦の店があります。
中でも有名なのが「戸隠そば」と言われる神事のお供え物にも使われる蕎麦で、ミネラル分を含んだ水で作られる蕎麦は独特の風味があります。
長野県内には960軒以上もの蕎麦屋が登録をされており、そば打ち体験ができる施設も複数存在しています。